髪の毛で制服を作るという伝統がある星宮女学園高等学校での少女たちの淡い恋愛が描かれるコミック『繭、纏う』。
4月12日の4巻発売を記念して、華と洋子のコスプレ撮影が行われた。この場を借りて撮影した写真を公開しよう。
『繭、纏う』とは
女子高生たちの切ない思いが絡み合い、原百合子先生の美麗な絵もあいまって1巻が発売になるや注目され、人気の作品となっている。
圧倒的な息を呑む鮮烈な描線。謎めく繊細な物語。胸締めつけるほど純粋なガールズ・ラブ。楽園を揺るがす、ある”事件”をきっかけに、彼女たちの秘めたる想いが絡まり始めた。
「学園の王子」華。そして、華を密かに想う洋子。この二人の行方は・・・。
『繭、纏う』キャラクター相関図
『繭、纏う』最新4巻の見どころ
「私は私でしかいられない」と気づき、そのまっすぐな想いをそのまま華へぶつけようとした洋子。しかし、星宮さんを失い「王子になりそこねた」華は、そんな洋子を拒否する。
そんな、お互いを傷つけあった横浜の夜の翌朝、幼なじみの玲奈に背中を押される形で再び立ちあがる洋子。彼女が華のためにできる事とは……。
4巻では、大量の雑誌掲載時から加筆修正が加えられ、その髪の毛1本1本に輝きが足されている。また寮組の宮田さんと九条さんの濃厚な百合シーンは、百合ファンは必見。
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繭、纏う 4 (ビームコミックス) |
『繭、纏う』グラビア撮影レポート
撮影当日は、桜がほころび始めた晴天の日。都内某所のハウススタジオで撮影が行われた。
コミックの中で描かれる「後輩の制服を作るために伸ばされた長い髪」は特注品でメイクの方が髪の色や質などを選んで用意された。メイクを終えていよいよ撮影となったそのとき、コミックから飛び出てきたような2人の登場にスタッフ全員から「わー!」と声が上がったそうだ。
光の具合、ポーズ、髪の絡み方や広がりを、原先生、青山さんがワンシーン毎にカメラで確認。スタイリストの方が髪の毛の微妙な位置など調整していく。髪の毛の表情は重要で、細かい指示がカメラマンの青山さんからも出され、自然光の表情に気を使って撮影が行われた。
暖かい一日となった日の午後の日差しのもと、芝生やピロティでも撮影。
原先生は、撮影に立会いながら、4巻の校正も現場でこなされていた。お手元にベストなかたちでお届けしたい、と。4巻の発売が楽しみだ。
●撮影:青山裕企
●横澤洋子:近衛りこ
●佐伯華:八木みなみ
●メイク、ウィッグセット:北川香菜実
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繭、纏う 4 (ビームコミックス) |