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第6回百合漫画総選挙 結果発表 Part3 (1~10位)

本稿では2024年12月に当サイトで実施した第6回百合漫画総選挙の10位から1位までの投票結果となります。投票におけるルールやその他の順位に関してましては特設ページよりご確認ください。

 

第6回百合漫画総選挙 結果発表 Part3 (1~10位)

 

10位 アネモネは熱を帯びる

著者:桜木蓮
票数:179票
出版:芳文社

『コメント』
・あのきららが全力を投じて送る百合漫画です!桜木先生の描く繊細で美麗な世界観に少女たちの思いが交差する、とても「濃厚百合世界」な雰囲気がとっても好き&推しです!


・「あまりよく思っていなかった相手」がかけがえのない存在になっていく描写がもう最高。メインの2人がくっついただけで終わらず、他の子達の百合恋愛模様もまったく劣らない素晴らしい作品。


・絵の繊細さ・美しさ、キャラの可愛さ、話数を経る事に増していくお互いへの想い、主人公CPだけでなくサブキャラにもガッツリ恋路を用意するストーリーの濃さ、絶対に女性同士だけで恋愛を描き切るその気概…キャッチコピーに偽り無く全てが『圧倒的』。貴女こそ百合漫画界の新女王に相応しい…!


・オーソドックスな学園系百合作品で、女子同士の恋愛模様を重い存分堪能できる、近年桜trick以後最高の百合傑作です。


・凪紗と茉白のイチャイチャを桜木蓮先生の美麗な絵で、見ていてニヤニヤが止まらない。ほぼ毎話に百合キスがあって素晴らしいです。ずっと見ていたくなる作品。


 

9位 安達としまむら

著者:柚原 もけ / 入間 人間
票数:192票
出版:KADOKAWA

『コメント』
・一筋縄ではいかない高校生少女2人の思いの変化や葛藤を描いている所に惹き込まれる。原作の力もあって、漫画内にも詩的表現が多く、他には無い魅力を沢山感じている。


・二人の間を行き交う繊細な想いの機微を手触りのいいタッチで描かれた、百合の示す極点の一つと表してよい作品だと思います。


・百合を好きになる前、好きになった作品が 結果的に百合だったのが この作品


・お互い違うけれども、お互い頑張って、肩を並べて今を歩んでゆく安達としまむらの姿に感動しました。巻を進める度、色々な視点を自分にもたらしてくれる素晴らしい作品です。


・雰囲気は全体的に穏やかなんですがそこから溢れ出てる安達のクソデカ感情が最高です。安達のちょっとズレた愛情表現は不器用ながらもしっかり気持ちがこもってて応援したくなります。


・あだしまは、読んでいて一番もどかしい、ムズムズする百合作品かもしれません。特に、安達のしまむらへの想いの強さとそれによる極端な思考や行動、それに対するしまむらのあっさりしたリアクション、この2人の感情の対比が何とも言えず、でもそこに強く引き込まれるそんな作品だと思っています。大抵のものになびかないしまむらが時折見せる、デレや安達への無償の承認はこっちまで嬉しかったり、キュンキュンします。


 

8位 踊り場にスカートが鳴る

著者:うたたね 游
票数:236票
出版:一迅社・百合姫

『コメント』
・社交ダンスというわたしには馴染みのない世界ですが、そこを通して描写される各々の葛藤や魅力に惹かれました。自分が好きになれないききの思い、そんなききに惹かれたみちるの思いを始めとした交差する想いが美しく描写される作品。連載中の百合漫画でも強くおすすめのひとつ。


・ほんとうにやりたいこと、それを真っ直ぐに導いてくれる存在のつよさに惹かれました。うつくしく、つよい作品だとおもいます。


・登場人物それぞれが持つコンプレックスを軸に、キャラクターが交わることで生じる感情の交錯を細やかに描き出す様が本当に素晴らしいです。特に第23話における、セリフとキャラクターの表情が真逆なことから読み取れる複雑な心理描写は秀逸。この作者のキャリア初期から持つ最大の美点だと思っています。


・ついに動きだした恋心と、一つの答えを出したききとみちる。二人が今年歩んだ「好き」に対する回答は純粋で美しく、本当に素晴らしかったです。一つの答えから続く「これから」の物語をもっと見届けさせてください…!!


・繊細な光の表現とコマ運び、キャラクターたちの雄弁な表情で描かれる、自身のあこがれや過去、あるいはパートナーへの感情に真摯に向き合い、感情があふれて零れ落ち、それでも向き合い続けようとする少女たちに心動かさずにはいられない、オールタイムベストと呼ぶべき傑作だと思います。藤園モナさん、幸せになってくれ……


・思春期の少女達が自分自身に葛藤を抱え、ぶつかり合いながら、それでも前に向いて歩いていく姿が愛おしい。静と動、緩と急を交えた繊細な感情表現が好き。


 

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7位 わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)

著者:みかみてれん / むっしゅ
票数:244票
出版:集英社

『コメント』
・女の子を好きになる事についての葛藤もありつつ関係に踏み切るまでの心理描写が重すぎなくてgoodだし、れな子の地の文がめちゃくちゃ面白い。「ガールズラブ」コメディにしてガールズ「ラブコメディ」の金字塔。


・話や会話のテンポはコミカルで読み心地がいいのに、百合濃度が濃いのがたまらない。コミカライズも大好き。


・一人一人のヒロインに誠実すぎるが故に不誠実な主人公と個性豊かなヒロインが魅力的。アニメ化には大いに期待!頼んだぞ、れな子


・原作ももちろん好きですが、むっしゅ先生による力でより一層可愛く、面白くなっていて好きな作品です!アニメ化も決定していてとても楽しみです!


・どの女の子たちにもドキドキさせられるだけではなく、主人公のキレのいいツッコミで思わず笑ってしまう作品。どんな結末になるのか想像ができず読み進めてしまいます。


・主人公のれな子は客観的に見ればひどいやつだけど、誠実ではあるんです。元陰キャのれな子が陽キャに溶け込むために頑張るのはどこか応援したくなります。でもれな子が悪いんだよ。


 

6位 雨夜の月

著者:くずしろ
票数:264票
出版:講談社

『コメント』
・難聴を抱える奏音と、同性愛に悩む咲希の物語。お互いをゆっくり理解し、支え合いながら、それぞれの困難やトラウマを乗り越えていく様がめっちゃ泣けます。まだ連載中なので、今からでも焦れったい2人の関係性を楽しめます。アニメ楽しみです(宣伝)


・テレビの聴覚障害者用字幕を作る仕事に携わっているので、劇中のせりふや描写が「いい仕事をしよう」という思いを強くさせてくれます


・くずしろ先生の作品はどれも面白いが、その中でも一番好きな作品です。2人の心理描写が細かくて引き込まれます。くずしろ先生は心理描写が上手い。


・聴覚障害、同性愛、ヤングケアラー… 「普通」に生きることの難しさと相互理解の大切さを真摯に描きつつ、毎巻身悶えする百合展開が投げ込まれる最高の名著です


・今本当に熱い展開です。今までの展開は奏音のトラウマの克服でかなり重いながらも愛を感じるハートフルなストーリーだったのですが、奏音が意識初めて今までと雰囲気が打って変わってどんどんキュンキュンする展開に胸が躍ります。いやー楽しみだ。


・聴覚障害や性的指向といった、視覚的に伝わりにくいマイノリティの直面する現状が非常に高い解像度で描かれている作品です。特に同性愛の描写が他の百合作品よりリアルに描かれており、カミングアウトの問題など現実に起こりうるもどかしさには、思わず涙が出るほど深く共感してしまいます。アニメ化が決定したようでファンとして嬉しいです。今から放送が待ち遠しいです。


・ストーリーがしっかりしていてとても考えさせられるものとなっています。主人公が次第に恋心をひた隠しに出来なくなっていく様子はとてもリアルだと思います。


 

5位 君と綴るうたかた

著者:ゆあま
票数:277票
出版:一迅社・百合姫

『コメント』
・初めて1巻よんだ当時これほどまでに漫画の続きが気になったことはなくそこからずーっときみつづのことが好きになり他の百合漫画を読むきっかけにもなった。ゆあま先生の描く的確かつ心揺さぶる雫夏織の表情の表現、言葉選び、きみつづを形作る要素の全てが好きです。今後も好き続ける作品です


・絵 ストーリー構成ともに高水準な作品。何度読んでも泣けるとてもいい漫画でした。書きたいことが多すぎて書ききれないので是非一度読んで欲しいです。後日談を描いた作品「君に贈る永遠」を読み終えたらそのまま二周目まで読んで欲しい。本当におすすめの一作です。


・僅かひと夏の物語にして、一生忘れられない「想い」と「愛」を刻み込んできた作品。残酷な運命に思わず目を背けそうになったり、受け入れ切れぬ現実の非情さに打ちのめされる事もあったが、最後まで読み切った時の感触は、早々忘れる事はないだろう。


・ひと夏の2人の少女たちの物語。消えてしまいそうな日々が切ない。最終巻は涙なしには読めないです。


・心臓を突き刺すような感情表現と、人が出逢いによってその姿や心をまるで別人のように変えていく、その過程が色濃く書かれているのが大好きです。たった一夏の出来事だけど、その後に何があろうと一生忘れることができずに、ただその一夏を抱えて生きていく。そんな物語です。


・何回読み返しても毎回号泣してしまう感動作です。映画化希望。


 

4位 きみが死ぬまで恋をしたい

著者:あおの なち
票数:293票
出版:一迅社・百合姫

『コメント』
・戦争と百合という繊細な物を使った物で、大切な人がいつ死んでもおかしく無い戦場の話が進むにつれて身近に感じてくるという凄さ、めっちゃ泣きました。


・子どもたちが戦争に行かなくてはならないという残酷な世界観の中で最強と言われる無垢なミミと、ミミに惹かれる優しいシーナの温かくも切ない関係が丁寧に描かれていて、絵も美しくとても大好きな漫画です。


・死と隣り合わせの世界で繰り広げられる、甘くも切なく、苦しい恋と、少女達の生き様が織り成された最高の百合漫画です。


・独特な題材で、少女たちの恋愛が死に包まれるように描かれている。画風は明るいのに、ストーリーはどこか重苦しい雰囲気が漂い、その奇妙なコントラストが目を引く。感情描写も非常に繊細で心に響く。


・死と隣り合わせの環境で紡がれる恋。学校での日常はまるで「戦いなんてないと思える様な平和なひと時」だが、何時呼び出されるか分からない「招集要請」に、授業の一環として行われる「実践訓練」を見れば、ここが「死と隣り合わせの世界」なのだとまざまざ感じさせられる。心を抉る残酷な展開も多く、非情な宿命を思うと、最早震撼する以外にない部分もあるが、過酷な世界でも懸命に輝く恋の物語は、誰にも消し去る事の出来ない、確かな輝きがあると思う。


・終わりの見えない戦争という暗い現実の中で、何気ない日常が明るく強かに輝いている作品です。さまざまな問題を抱える中で、それでもと恋をするミミとシーナから目が離せません


 

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3位 この恋を星には願わない

著者:紫のあ
票数:316票
出版:KADOKAWA

『コメント』
・紫のあ先生の細く綺麗なタッチで描かれる切なく美しい物語です。メインとなるのは主人公、冬葵と幼馴染の瑛莉の関係、相手の1番でいるにはどうしたらいいのかを考え続けた2人の思いが交錯し、破綻し、そこからどのように変化していくのか。とても魅力的な作品です!!!


・ここまで繊細に同性愛者の葛藤やすれ違い、駆け引きなどを表現している漫画は今後も一切現れないと感じるほどの作品です。同性愛とか関係なく、恋愛物語の1つの到達点だと思います。


・絵が繊細で脆く壊れてしまいそうなほど、綺麗で丁寧で感情を揺さぶられます。なんといっても冬葵と瑛莉の心情描写は群を抜いていて、キャラが紡ぐ言葉、効果音や文字、背景までもが人物の心情を物語っていて鳥肌が立ちます。主要キャラが男と付き合っているためそこに嫌悪感を抱く方もいると思いますが、その点を含めたとしても1度は読んで欲しい大好きな作品です。


・恋愛か、友情か。3人の認識のズレから、三角関係に少しずつ罅が入っていく感覚が苦しくてたまらないです。


・繊細で美しい絵柄で丁寧に描かれるストーリー。女性だけが登場する百合作品もいいですが、男性もメインキャラとして出てきて「女性同士の恋愛と友情」というものがリアルに描かれていて、とても良いです。


・互いに強く想い合っているのに距離を置こうとする2人の心象描写に、毎回激しく胸が搔き乱され情緒を壊されます。もう後に引くことも前に進むことも出来ない2人に幸せな末路なんて見出さず、見届けることすら辛く思えるほど胸を抉られます。紫のあ先生の表現力が物凄すぎます。


 

2位 やがて君になる

著者:仲谷 鳰
票数:318票
出版:KADOKAWA

『コメント』
・私にとってのはじめての百合作品”好き”ということがどういうことなのかを深く考えさせられる作品です。感情の変化や表情がとても丁寧に描かれていて百合作品を見たことがない方にもとても読みやすいと思います!


・人生を救ってくれた作品です。2018年の10月にこの作品を知り、アニメを見て好きになりました。繊細な感情を美しく表現しているこの作品に完全にどハマりし、気づけば小説、漫画、Blu-rayと全媒体でこの作品を追いかけていました。「やがて君になる」に出会えて、人生で初めて生きがいを見つけることができて本当に良かったです。アニメ二期いつまでも待ってます!


・誰かを特別に想う気持ちが理解できなかった自分が初めて『特別』や『恋』を理解でき、世界の見え方を大きく変えてくれたかけがえのない作品です。


・進めば進むほどに、どう答えれば、反応すれば、どう手を伸ばせばいいのかわからなくなる。そんな苦しさもどかしさを抱えながらも、向き合い続ける小糸侑のことが好きです。


・同性・異性・そもそも恋愛をしない選択も含めて、人を好きになることをここまでに突き詰めて走りきった作品は、当然のように読み終えた時の感動も素晴らしいものでした。ストーリーやキャラクター、表現と全てにおいて最高高水準で、名作という言葉ですら称えるのに足りないくらいには人生観を豊かにしてくれました。


・やが君に関しては、自分と百合を出会わせてくれた大切な作品で、今でもNo.1の百合作品だと思っています。やが君は、単なる恋愛ものとは一線を画し、好きを知らない少女たちが、好きとは何か、特別とは何かを直接触れ合う中で必死に見つけていくストーリーは、とても人間味に溢れていて、それでいて女子校生の等身大の視点で描かれているのが、本当に素晴らしいと思います。完結から時間は経っていますが、多くの人に今からでも出会ってほしい、大好きな百合作品です!


 

1位 ささやくように恋を唄う

著者:竹嶋 えく
票数:378票
出版:一迅社・百合姫

『コメント』
・私が百合というコンテンツの沼につかるきっかけとなった思い入れのある作品です。ひまりと依の甘々な絡みがたまらなく最高の作品です。


・見た人を一度で惹きつけてしまう画力、秀逸な心理描写、よく練られたストーリーの構想。どこをとっても非常に秀でている作品、正に今一番勢いのある作品ではないでしょうか。


・ひとめぼれから始まるひまりと依の初恋青春ストーリーがとても甘くて見ていて凄く笑顔になります。亜季と志帆や香織や真理など他のキャラクターも魅力的で可愛くみんなのことが好きになれる作品だと思います。


・改めてガールズバンド百合は最高のコンテンツだと確信させてくれた作品です。ひまりちゃんと依先輩の一目惚れという言葉の解釈違いから始まる恋、歌が紡いでいく2人の恋、読んでいて毎話毎話キュンキュンさせてくれます。ささ恋の魅力は、ひまりちゃんと依先輩の2人だけにスポットが当たる訳ではなく、その後で言えば亜希ちゃんと志帆ちゃんの関係が深く掘り下げられて描かれていきます。ストーリーでは、つらい話も続いていきますが、竹嶋先生がファンの願う2人の関係を心情面含めて丁寧に描いて下さるので、読んでいて本当に引き込まれます。まだまだ続いていってほしい作品ですし、今後も百合ジャンルを引っ張っていって欲しいです!


・言わずと知れた麗作!やはりまず目を引くのは美しすぎる絵!ここまでこだわって少女達を美しく描く信念に尊敬を禁じえません!内容ももちろんアツいストーリーを可愛らしさが彩って(そしてちょっとギスって)面白いです!早く次が読みたくて仕方ないですよ!


・画力の暴力ともいうべき圧倒的に美麗な絵、そして女の子たちの心模様を丁寧に描いている物語の魅力もそなえた傑作としか言いようのない作品。「晴れの国のあっぱれ団」から見ているので本作のヒットが感慨深いです。


・これぞ青春って感じで大好きです!


・これぞ「王道GLマンガ」と言うに相応しい作品。恋人同士の甘い関係性は正に至高のひと時な上、繊細で流麗な絵柄から放たれる魅力は唯一無二の強さ。しかしながら、5巻以降複雑化していく心情の交錯や、どうする事もできない過去の苦しみや罪は非常に心苦しく、シビアな一面さえ併せ持つ。だが、過酷な運命や悲しき交錯を乗り越えた後に味わえる「カタルシス」はひとしお。そういう意味でも素晴らしき百合マンガ。


・まさに王道ガールズバンドラブストーリーと言える作品です。主人公だけでなくメインキャラ同士の関係性も最高なので話が進むとどんどん理解が深まるのでどんどん沼にハマっていきます。


 


 

投票数約1700票・総タイトル722作品
たくさんのご投票ありがとうございました!!

 
 

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