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【百合コラム】美麗な絵で紡ぐ恋と快眠の百合物語「月はヒツジを数えない」第1巻レビュー

PR (株式会社 KADOKAWA)

 

 
 

皇女と一緒に眠ること
それが異世界での私の仕事

 
 
 

桜木蓮先生
『月はヒツジを数えない』
第1巻が11月10日発売!!

 
 
 
 

【百合コラム】美麗な絵で紡ぐ恋と快眠の百合物語「月はヒツジを数えない」第1巻レビュー

 

「月はヒツジを数えない」とは?

『月はヒツジを数えない』は、KADOKAWAが運営するWEBコミックサイト・カドコミにて連載中の百合漫画。本作は2025年にコミックNewtypeにて連載が開始された百合漫画で、作者は百合漫画『アネモネは熱を帯びる』で人気を博した桜木蓮先生となっております。

 

桜木蓮先生による圧倒的とも言える美麗な作画によって描かれたファンタジックな世界観とキャラクター達が非常に魅力的な作品となっており、連載開始と同時にグッズ展開がされるなど、多くの百合好きからも注目を集めている作品となっております。

 

本作は異世界へと召喚された女子高生・愛姫(ひめか)と美形すぎる男装の皇女・ノアとの恋を描いた異世界ファンタジー百合漫画となっており、初対面の時はあまり相性が良くなかった二人が少しずつ惹かれ合っていく様子が楽しめる作品となっております。

 

今回発売となった第1巻では物語の始まりとしてノアとその周りの人間が登場しつつ背景の物語を軽く触れ、メインキャラ二人の関係性の構築が始まるといった次第で、要所要所にもしっかりと百合描写が入っております。

 

恋と快眠を求める異世界百合ファンタジー「月はヒツジを数えない」。その魅力についてレビューしていきたいと思います。

 
 

『月はヒツジを数えない』概要

あらすじ

 

不幸な現実を生きている女子高生は日々絶望していた…。
だがある日、少女は突如異世界へと召喚されることに!
新しい人生が始まる、と希望を見出す少女に告げられた召喚理由、それは…美形すぎる男装の皇女の抱き枕になることだった!?
『アネモネは熱を帯びる』の著者・桜木蓮が贈る恋と快眠を求める(?)物語!

 

「生き方は自分で決める」–『月はヒツジを数えない』始まり

 

本作は普通の女子高生だった主人公・愛姫が異世界へと召喚されるところから物語がスタートします。今一つ状況を飲み込めない愛姫はそのまま流れるように”皇子”への元へと案内される。

 

そこに待っていたのは男装で女性であることを隠しながら皇子をしているノア。鋭い目つきで愛姫を睨んでいたところ、執事が事のいきさつを話し始めます。

 

そこで皇子の不眠を解消するために召喚されたことを知った愛姫は、自分には何もできないことを伝え元の世界へと戻してほしいと騒いでいたところノアと揉み合いに。

 

しかし、愛姫がノアに触れた瞬間、ノアは眠りについてしまう。

 

理由はわからないがノアの不眠を解消する謎の力を持っていることが判明した愛姫は、執事にお願いされ抱き枕としてノアの安眠を任されることに。

 

いまいち気がのらないノアだったが愛姫の口車に乗せられ、彼女を受け入れることに。そして初めての夜、女同士とはいえ顔が良すぎるノアと一緒に寝ることに緊張しながら眠りにつくところで、第1話は終わりを迎えます。

 

 

「私はあなたに勝つわ」–『月はヒツジを数えない』百合ポイント

こうして物語の幕が開かれた「月はヒツジを数えない」、その百合ポイントについてもいくつかご紹介していけたらと思います。

 

本作には所謂”喧嘩ップル百合“の要素が多く内在されており、物語の始まりもお互いの印象が最悪に近い状態からスタートしております。その後、物語を通じて少しずつ仲を深め一応表向きでは”婚約者”という形になるのですが、ノアの慌てる顔が見たい愛姫はあの手この手でノアを挑発しようとします。

 

しかしノアは全く顔を赤くすることなく流されてしまい、むしろ手玉に取られてしまうことに。こういった一筋縄ではいかない二人のやり取りが読んでて非常に癒されます。

 

また、みんなの前では厳格な姿勢を見せているノアが二人っきりで眠るときだけ少し表情が柔らかくなるのも注目したいポイントとなっております。

 

また、愛姫が王国で過ごすにあたり名前を変えることになるお話では、前の世界で辛い想いをしてきた愛姫にとって大きな決断をする話となっております。

 

こちらのお話は第1巻一番の注目百合ポイントとも言えるので、是非その目で確かめてみて下さい。

 

このように本作は異世界ファンタジー要素や男装要素などが大きな魅力でありつつ、ストーリー面における二人の喧嘩ップルのようなやり取りも百合的には外せない要素となっており、この二人が今後どのようにして恋を成就していくのか、非常に期待せざるを得ない作品となっております。

 

ここまで色々とご紹介させて頂いた『月はヒツジを数えない』ですが、どういった方がより本作を楽しめるかと言うと

 

異世界ファンタジー要素が好きな方

 

中性的なキャラが活躍する百合が好きな方

 

衝突して仲が深まる百合が好きな方

 

以上のような百合が好きな方に特にオススメしたい作品となっております。

 

ここまで作中のシーンを一部ご紹介させて頂きましたが、本作の魅力を伝えるうえでやはり桜木蓮先生の絵の存在は非常に大きく、それによって各キャラクターの魅力や世界観の雰囲気などがより際立っていると言えるでしょう。

 

ストーリーにおきましても、なぜ愛姫はノアを寝かせられるのか、ノアが男装する理由、不眠のきっかけとなった呪い、といった様々な謎がしっかりと散りばめられており、物語に緊張感を持たせるように仕上がっております。

 

また、今回は愛姫とノアに焦点を絞っていきましたが、物語を盛り上げてくれる魅力的なキャラクターは他にも多数登場しておりますので、是非単行本にて楽しんで頂けたらと思います。

 

 

更にコミックス第1巻の発売を記念して菱川花菜さん&瀬戸麻沙美さん達が演じるボイスコミックが公開。第1話の内容が丸々再現されておりますので、是非ご視聴してみて下さい。

 

桜木蓮先生『月はヒツジを数えない』第1巻はKADOKAWAより絶賛発売中。カドコミにて第1話も公開されておりますので、まだ読まれていない方は是非チェックしてみて下さい。それではここまで読んでくださり誠にありがとうございました。

 

製品情報

【タイトル】月はヒツジを数えない 1
【著者】桜木 蓮
発売日:2025年11月10日
 
【作品紹介】
異世界に召喚された少女に与えられた使命は男装の皇女の呪いを解くこと!?
不幸な現実を生きているJK・愛姫はある日突然、異世界へと召喚される!告げられた召喚理由は…美形すぎる男装の皇女の抱き枕になることだった?『アネモネは熱を帯びる』の著者による異世界・男装・ロマンス物語!

 

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