コミック百合姫(こみっくゆりひめ)とは、一迅社が発行しているもっとも長い歴史を持つ百合専門の漫画雑誌である。
コミック百合姫(こみっくゆりひめ)
概要
いくつか存在する百合専門誌の中で、もっとも長期的に刊行が続いてる雑誌である。
ゆるゆりやcitrusなど人気百合漫画が多数連載しており、知名度でいうなら百合専門誌の中でも圧倒的と言える。
百合雑誌の大御所として有名だが、雑誌の雰囲気は他の百合専門誌と大きく異なる。さまざまなジャンルやトレンドに挑戦する傾向があり、掲載されている作品の内容も個々によって大きく異なる。
一時期は「ひらり、」や「つぼみ」といったライバル誌が次々と休刊したこともあり、百合専門誌はコミック百合姫の独壇場の様な状態が長く続いたが、近年ではカドカワの百合アンソロジー「エクレア」の登場や一般紙の百合作品の普及により以前の様な影響力はなくなった。とはいえcitrusやゆるゆりといった人気を高い百合作品が複数所有しているため、百合専門誌の中でも非常にファンの多い雑誌といえる。
歴史
百合専門誌の中でも取り分け深い歴史がある。
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2003年6月に業界初の百合専門誌として出版社マガジン・マガジンから「百合姉妹」が創刊。編集長は現百合姫の編集長である中村成太郎氏が担当していた。
百合姉妹はvol.5まで発行されたが、その後編集長である中村成太郎氏が突然異動することとなり休刊。その後、一迅社に会社を移し、2005年7月に『コミック百合姫』が創刊される。百合姉妹時代の多くの作家陣を引き継いでおり、事実上の後継誌にあたる。また、当時は年4回の季刊誌であった。
2007年6月には姉妹誌として『コミック百合姫S』が創刊される。「ゆるゆり」や「此花亭奇譚」など現在でも活躍中のタイトルを輩出するが、2010年11月につぼみやひらり、といったライバル誌の誕生もあってかコミック百合姫と統合。一部作品を本誌に移して廃刊となる。また、この時期に本誌の方も季刊誌から年6回の隔月刊誌になる。
2011年3月には「ゆるゆり」がアニメ化。同誌においては初のアニメ作品である。2014年1月には「犬神さんと猫山さん」、2016年10月には「citrus」と「捏造トラップ-NTR-」のアニメ化も決定した。
2016年11月から隔月刊誌から月刊誌になる。
2017年11月に編集長が百合姉妹時代から編集長を担当していた中村成太郎氏から副編集長を務めていたぱいん氏に変わる。中村成太郎氏が一迅社の役員になったことが理由との事で、今後も引き続き百合姫には関わっていくとの事。
現在連載している作品
2017年12月5日現在で連載中の作品になります。順番は連載開始順となります。(「」内は連載開始日です)
・ゆるゆり(なもり)「2008/6/18」
・citrus(サブロウタ)「2012/11/17」
・2DK、Gペン、目覚まし時計。(大沢やよい)「2015/1/17」
・立花館 To Lie あんぐる(merryhachi)「2014/11/18」
・捏造トラップ-NTR-(コダマナオコ)「2014/11/18」
・月が綺麗ですね(伊藤ハチ)「2015/7/18」
・私の百合はお仕事です!(未幡)「2016/11/18」
・たとえとどかぬ糸だとしても(tMnR)「2016/11/18」
・みみみっくす!(広瀬まどか)「2016/11/18」
・私に天使が舞い降りた!(椋木ななつ)「2016/11/18」
・いつかみのれば(西あすか)「2016/11/18」
編集部
現在12名体制であるとの事。2017年11月に編集部内の異動が行われた。
編集長:ぱいん(@p_yurihime)
中村成太郎(@r_yurihime)
てん(@ten_yh)
たこわさ(@Y_takowasa)
てふ
関連リンク
記事公開日・・・2017年8月8日
最新更新日・・・2017年12月5日
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