星川銀座四丁目(ほしかわぎんざよんちょうめ)とは、玄鉄絢によって執筆された百合漫画である。
星川銀座四丁目(ほしかわぎんざよんちょうめ)
概要
星川銀座四丁目とは、百合漫画家である玄鉄絢によって2009年から2012年にかけて、芳文社の百合アンソロジー「つぼみ」にて連載されていた作品である。単行本は2010年8月に1巻が、2011年12月に2巻、2013年2月3巻が芳文社から発売され、全三巻となる。
百合漫画の中でも特に評判の高い作品であったが、芳文社からの増版や電子書籍化などが行われず、長い間読む手段が中古本のみに限られていた。しかし、2017年にKADOKAWAから新装版「星川銀座四丁目」上下巻が発売。新規書き下ろしや旧版には収録されてなかったカラーページが収録されている。
また、2017年に東京と大阪で行われた百合展2017に出展。原稿の展示とグッズの販売が行われた。同イベントに展示された作品の中では、平尾アウリのまんがの作り方と並ぶ最古参の作品である。
あらすじ
小学生の女の子「乙女」とその教師である「湊」はとある事情から、同じ屋根の下で一緒に生活をすることに。
幼いのに料理が得意でしっかり者の乙女と、大人なのに家事が下手でどこか抜けてる湊。対象的な性格で歳も大きく離れている二人だが、幸せな生活を送っていた。
これはそんな同性同士の同棲物語…
登場人物
・那珂川 湊(なかがわ みなと)
乙女が通う小学校の教師。
教師としてしっかりしてる一面もあるが、掃除ができなかったり料理が下手だったりとずぼらな性格。天然な部分も多く、また乙女のこととなると意思が非常に弱い。
大人であり教師という立場なので、教え子である乙女に手を出さないと誓うが…。
・松田 乙女(まつだ おとめ)
小学6年生(物語開始時)。両親の元を離れ、教師である湊と共に暮らす。
ずぼらな湊とは対照的で幼いながらも掃除洗濯料理まで何でもこなせるしっかり者。ただ時折、年相応の振る舞いを見せることも。
一方で恋愛に関しては積極的にアプローチを仕掛ける側。あの手この手で湊と親密になろうとしてくる。
評判
少女セクトの作者の新連載ということもあり、つぼみの作品の中では注目度の高い作品であった。そしてその期待に上回る内容ということもあり、瞬く間に同誌における看板作品となった。
また、おねロリという当時としては比較的マイナーな設定であったこともあり、長らくおねロリ百合漫画における最高傑作としても名高かった。
近年ではジャンルそのものの人気が上がり、様々なおねロリ百合漫画が増えてきているが、未だに根強いファンも多く、百合漫画における代表作の一つとして良く上げられる。
表紙
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関連作品
現在、芳文社が過去出版した星川銀座四丁目はamazonでは中古のみとなっております。新品ご購入を希望される方はKADOKAWAから発売されてる新装版のご購入をオススメ致します。
関連項目
記事公開日・・・2017年6月21日
最新更新日・・・2017年6月21日
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