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『百合漫画』青い花

 
 
 
『本ページでは作品の魅力を伝える為に、青い花に関するいくつかのネタバレ要素を含んでおります。ご注意ください』
 
 
 
 

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青い花

作者:志村貴子
ジャンル:学園
連載期間:2004年11月17日~2013年7月6日(全8巻/話数 全52話)
出版社:太田出版
掲載誌:マンガ・エロティクス・エフ

青い花:百合指標

百合度:A
男性関与:B性描写:A

◆百合度・・・・非常に濃い。

◆男性関与・・・男性キャラクターが登場するが、主人公たちの関係に影響を与えない程度。

◆性描写・・・本編にて終始描かれている。


 

青い花:ストーリー

 

幼い頃住んでいた鎌倉に戻ってきた万城目ふみ。引っ越しした最中、肉体関係を持っていた従姉から他の男性と結婚することを告げられる。

 

従姉に裏切られ落ち込む中、幼馴染にして初恋の人である奥平あきらと再開を果たす…。

 

青い花:中心人物

・万城目ふみ

眼鏡をかけた長身の女性、本作の主人公。幼い頃鎌倉に住んでいたが、両親の都合で引っ越しすることに。鎌倉にある松岡女子高等学校に通うことになったため、再び鎌倉に戻ってきた。奥平あきらとは幼馴染の関係である。

レズビアンであり、従姉とは肉体関係を持っている。

 

・奥平あきら

小柄の女性、もう1人の主人公。ふみとは幼馴染の関係である。近くの藤が谷高等部に通っており、演劇部に所属している。

非常に元気な子、周りに何かトラブルがあるとすぐおせっかいをする。自身の恋愛に関しては疎い。

 

「青い花」概要

 

百合漫画好きを語るならまず知っておいてほしい作品の一つ!2004年に連載がスタートし、2009年にはアニメ化。そして2013年に感動のフィナーレを迎えた非常に有名な百合漫画です。連載期間は9年と非常に長く、1、2年ほどで完結する傾向の多い百合漫画の中で、ここまで長期連載された作品は非常に珍しいでしょう。

 

内容の傾向としては性に関する描写が多く、また同性愛に関しても現実的な描き方がなされている。作画に関しては綺麗な背景や独自のコマを使った演出によって、他の作品にはない空気感を醸し出しています。

 

物語の舞台は神奈川の鎌倉で、実際にある名所や建物などが登場するのも特徴の一つです(実際に作者様とその担当さんが現地に赴いて取材をしたとの事)。

 

登場キャラもにも学校のクラスメイト、先輩、両親、他校の生徒など多くの人物が登場し、様々な人間関係が作中にて描かれています。また女性同士の恋愛のみだけではなく、異性同士の恋愛もしっかりと描かれているのも一つの特徴と言えるでしょう。

これは「女性同士の恋愛だけに特化すると、ファンタジーな恋愛になってしまいかねない」という志村貴子先生の考えの元、このようになったとの事です。

 

青い花一押しポイント!

 

やはり一番見てほしいポイントは、綿密に描かれた登場人物の心理描写!各キャラクターの言葉や想いを巧みに表現されています。

 

また、作中にて描かれる建物や背景は非常に綺麗で、実際にこの目で見に行きたくなるほどです。ストーリー自体も一筋縄ではいかず、様々な動きを見せる物語にどんどん引き込まれていくことでしょう!

 

真剣な恋愛漫画を読みたい方にはオススメです!是非お手に取ってご覧ください!

 

 

 

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