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『百合漫画』<harmony/>(ハーモニー)

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ハーモニー
 

<harmony/>(ハーモニー)

原作:伊藤計劃/Project Itoh
作画:三巷文
ジャンル:SF
発売日:2016年3月23日
出版社:KADOKAWA/角川書店
掲載誌:コミックNewtype(WEB連載)

ハーモニー:百合指標

百合度:C
男性関与:B性描写:C
◆百合度・・・SF要素が多め。ストーリー自体には百合要素も多少絡んでくる。

◆男性関与・・・登場はするが、恋愛的な面での絡みは無し。

◆性描写・・・なし(1巻発売された段階では)

 

ハーモニー:ストーリー

舞台は少し未来のお話。機械によって人間の健康が管理され、人々は自分たちの命を第一に考える「生命主義」の社会が形成されていた。紛争地帯の最前線にいたトァンは、健康を害するということで本国で禁じられている酒やたばこを不法に手に入れ嗜んでいたが、その行いが上司に見つかってしまい、日本へ強制送還させられてしまう。

 

本国に戻ったトァンは、幼い頃共に集団自殺を計ろうとした友人「キアン」に食事に誘われ、同行することに。レストランでかつて共に自殺を計った共通の友人「ミァハ」について二人で話していたところ、キアンは突然近くにあったナイフを手に取り、自らの命を絶ってしまう。

 

そしてキアンが自殺した同時刻、世界中で自殺が同時多発する。突然、目の前で友の命を奪われたトァンは、事件の真相を追う…。

 

ハーモニー:中心人物

 

・霧慧 トァン

ハーモニーの主人公。幼い頃、同じクラスだったミァハに誘われ、キアンと共に集団自殺を計るが失敗に終わる。

WHOにこそ所属しているものの反社会的な思想を持っており、一般的に禁じられてる嗜好品を不法に手に入れては嗜んでいる。

物事に対しては冷静だが、あまり感情を隠すことができず、すぐ表情に出る。


 

ハーモニー

・御冷 ミァハ

ハーモニーのヒロイン的存在。幼い頃のトァンの友人であり、トァンにとってのカリスマ的存在だった。

クラスでは性格と言動から周囲から孤立していたが、トァンとキアンとは親密な関係であった。

集団自殺の提首謀者であり、唯一成し遂げた人物。

何を考えてるのがよくわからない、底が見えない人物。


 

ハーモニー

・零下堂 キアン

幼い頃からのトァンの友人。

かつてトァンとミァハと共に集団自殺を計るが、失敗に終わる。

本国に戻ってきたトァンと食事してる最中に、世界同時多発自殺事件によって命を落とす。


 

「<harmony/>(ハーモニー)」概要

 

<harmony/>(ハーモニー)とは、今は亡き小説家「伊藤計劃」先生が執筆されたSF小説であり、その特徴的な世界観と研ぎ澄まされた物語から、第30回日本SF大賞を受賞。その他様々な賞を受賞しており、伊藤計劃を代表する作品の一つです。本ページご紹介するのは、その小説版を元にコミカライズされた作品となります。

 

ハーモニーの舞台は21世紀後半の地球が舞台となっており、日本やアメリカなど実際の地域名などが登場します。ストーリーは終始重たい内容で、作品内での専門用語も多く、ある程度内容を把握したうえで読み進める必要がありますが、とはいえ、小説版と比べて読みやすくなっており、ある程度取っ付き易くはなっているかとは思います。

 

SF作品として非常に有名なハーモニーですが、かつてコミック百合姫にてコミカライズが計画されていました。結局、百合姫でのコミカライズは実現しませんでしたが、SF作品としてだけではなく、百合作品としても評価されていたことが、わかっていただけるかとは思います。

 

「<harmony/>(ハーモニー)」の見所

 

ハーモニーの見所はなんといっても「独特の世界観」と「トァンとミァハの関係」の二つです!前者は単純に物語として楽しむことができ、後者は百合的目線で楽しむことができます!

 

ハーモニー

▲幼い頃のミァハとトァン。ハーモニーはまさにこの二人の為の物語といっても過言ではありません。

 

作中の回想で何度も登場するミァハはトァンにとってかなり大切な人物であり、ハーモニーの重要なキャラクターとなります。二人の少女時代のやり取りも作中で語られており、見ててニヤニヤできるシーンもございます。

 

ハーモニー

▲手にキスをされ、赤面するトァンさん。この他にも百合百合したシーンが・・・。

 

このように物語を読み進めて行くと二人の関係がより鮮明になっていき、トァンの奥に眠る気持ちが段々と明かされて行きます。

 

そして、もう一つ見てほしいところである「ハーモニーの世界観」!!これが本当に凄いんです!!

 

「機械によって人間の健康が管理され、この世の大半の病気が駆逐された」、「拡張現実が普及され、街中を歩くだけで様々な映像が飛び交う」、「人々がお互いを助け合い繋がり合い尊重しあって生きている」。そう、ハーモニーの世界はまるで夢のような未来の世界を再現しているんです。

 

そんな世界で暮らしているトァン達はさぞかし幸せなのかと思いきや・・・まぁ、そのようなことはまったくなく。むしろ友達と集団自殺をしようとするぐらい、この社会ことを憎んでいます。

 

ハーモニーの世界観はまさに夢のユートピアのように描かれておりますが、救いのないディストピアとして描かれておりますそんな歪んだ世界で今回、物語の核となる同時多発自殺事件が起きました。

 
 

果たしてその先にある真相とはいったいどのようなものなのか。霧慧トァンが明かす衝撃の結末がそこに待っております…。

 

ハーモニーはこんな方にお勧め!

・SFが大好きな方

・暗くて重い作品が好きな方

 

ハーモニーは物語を楽しみつつ百合も感応できるといったような作品となっております。私は当初は百合目的で購入のですが、気が付けばストーリーにも熱中してました!ストーリーも百合も楽しめる、一石二鳥な作品と言えるでしょう。

 

ただし内容自体はそれなりに重く、一部グロテスク、ショッキングなシーンもございますので、読まれる際はご注意ください。(ただ漫画版は絵柄が明るめなおかげで比較的優しいです)

 

多少好みはあるかもしれませんが、私は自信を持ってオススメする作品です!!

 

おまけ「映画版ハーモニーと小説版ハーモニー」

ちなみに中の人は小説版と映画版のハーモニーも見ており、物語の結末を既に把握しております。小説版と映画版では若干内容が違く、物語の結末も多少異なります。なので簡単にですが、各作品のおおよその特徴だけここで述べさせていただきます。

 

漫画版ハーモニーはほとんど小説版をベースとしており、目立った相違点などはございません。恐らく大きく内容がずれることはないと思いますので、どうしても結末が気になる方は、この小説版をご覧になることをオススメします。ただし、百合要素は漫画、映画と比べるとちょっと薄めです。

 

そして映画版ハーモニーの話ですが、映画版ではものすごく百合要素が増しております。完璧に百合映画です。それに合わせて物語の結末も少し変わっており、ファンの間でも多少賛否両論となっております。私個人としては映画版も十分面白く、むしろ百合好きなら映画版も是非見てほしいところなので、もし機会があればレンタルなどで視聴してみるのをオススメします!

 


作画三巷文先生、そして原作伊藤計劃先生の「<harmohy/>(ハーモニー)」の紹介は以上です!

ここまで読んでくださってありがとうございました!

 

ハーモニー各種作品

「漫画版」
 
「映画版」
 
「小説版」【原作】

 

<harmony/>(ハーモニー)の関連リンクはこちら

・ハーモニー-コミックNewtype
こちらで公開中!現在第1話と最新の2話が無料で読めます!
 

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