女吸血鬼×メイド少女のゴシックガールズラブ「ご主人様には吸わせません！」レビュー！

PR　(株式会社竹書房)

〝血〟の絆が乙女を繋ぐ
女吸血鬼×メイド少女のゴシックガールズラブ!!

パデラポッロのりお先生
『ご主人様には吸わせません！』
第1巻が6月15日発売！！

女吸血鬼×メイド少女のゴシックガールズラブ「ご主人様には吸わせません！」レビュー！

ゴシックガールズラブ「ご主人様には吸わせません！」とは？

「ご主人様には吸わせません！」は、竹書房が運営するWEBコミックサイト・ストーリアダッシュにて絶賛連載中のパデラポッロのりお先生による百合漫画。創作百合漫画や商業百合漫画「宝くじで3億円当たったのでヒモ美少女飼い始めました」などを手掛けられてきたパデラポッロのりお先生の二回目の商業連載作品として、2022年12月に同サイトにて連載開始された百合漫画となります。

本作は中世の様な世界観の中で出会った一人の少女と屋敷の主人との主従関係を描いた百合漫画となっており、その屋敷も主人も一癖も二癖もあるような設定となっております。

「ご主人様には吸わせません！」に登場する主人のオーガストは実は吸血鬼で、作中でもたびたび吸血シーンが入る作品となっております。所謂、吸血鬼百合と主従百合の二つの要素を交えた作品といえます。

ここから先では本作の魅力について、より詳しく皆さまにお伝えして参りたいと思います。

「ご主人様には吸わせません！」キャラクター紹介

■ マチルダ・リスター

ルッティンソン邸でメイドをすることになった少女。住み込みで働けるところを探し、お化けが出るといわれる屋敷で働くことに。当初は主人であるオーガストが吸血鬼と知り職場を離れようかと悩むが、彼女を人間に戻す為にもメイドとして働き続けることに。

■ オーガスト

ルッティンソン邸の女性当主。色白で普段は優しい性格なのだが、血が足りなくなったり若い娘の首筋などを見たりすると吸血衝動にかられ冷静でいられなくなってしまう。吸血鬼であることを知られてしまったマチルダを最初は拒絶するも次第に心を開いていき……。

「ご主人様には吸わせません！」始まり

「ご主人様には吸わせません！」の物語は、先ほど簡単にご紹介させて頂いた通り、中世の様な世界観を舞台に少女・マチルダが仕事を求めてルッティンソン邸に訪れるところから始まります。

街での評判でお化けがでるとかよくない噂を聞いていたマチルダは最初屋敷に訪れた時は警戒をしていたものの、彼女を迎え入れてくれたのは落ち着いてそうな執事と可愛い犬猫、そして屋敷の当主・オーガストでした。

屋敷に入るときは警戒をしていたマチルダでしたが思ってた以上の暖かい空気に心を許し、とてもいい職場じゃないかと大喜び。変な噂とは何だったのかと安堵し、そのまま自分の部屋で休もうとしますが何かの音で目が覚めてしまいます。

寝ぼけたマチルダは音の原因を探ろうと部屋を出て、夜中の二時以降は降りてはいけないという約束を破って2階へと行ってしまいますが、そこで出会ったのはなんと幽霊となった過去のメイドさんたちでした。

状況が呑み込めないマチルダはびっくりして屋敷内を駆け巡っていたところご主人であるオーガストと遭遇します。幽霊と出会ったことを伝えるマチルダでしたが、何やらオーガストの様子がおかしく、彼女はそのまま押し倒されてしまいます。

昼間出会ったご主人様とまるで別人の雰囲気に驚いてたマチルダでしたが、そんな彼女を尻目にオーガストはマチルダの首筋に噛み付き血を吸い始めるのでした……。

「ご主人様には吸わせません！」の百合ポイント

古来から百合と吸血鬼の組み合わせは相性が良いとされ、数多くの作品が世に生まれてきましたが、本作でもその強みは存分に生かされております。元々人間であったオーガストは人間に戻るために吸血を拒みますが、それでもマチルダの肌を見ると噛み付きたくなる衝動に駆られてしまいます。

対するマチルダはというとお勤め初日からご主人様といい感じになれるかな…と想像するといった一面があり、その後も人間に戻りたいとするオーガストの為にも献身的にあれこれ頑張ります。

ご主人様とそれに仕えるメイドという組み合わせの本作ではございますが、全体的なストーリーとしてはメイドであるマチルダの方がかなり押しが強く、その押しに対して理性と欲求の葛藤をする主人のオーガストといった雰囲気の作品となっております。

特に第1巻に収録されている第5話ではこれでもかっというぐらい本作の百合要素が詰め込まれたお話となっておりますので、是非読んでみて頂きたいお話となっております。

「ご主人様には吸わせません！」レビューまとめ

ここまで簡単に「ご主人様には吸わせません！」のあらすじやその魅力などについて語らせて頂きましたが、そろそろまとめの方に入らせて頂きたいと思います。

今回皆さまにご紹介させて頂いた「ご主人様には吸わせません！」ですが、特にどういった方にお勧めしたいかというと…

吸血鬼百合が好きな方

主従百合が好きな方

中世時代の様な世界観が好きな方

といった感じの方にはオススメな百合漫画となっております。

今回ご紹介させて頂いた「ご主人様には吸わせません！」は、基本的にお屋敷の中で繰り広げられる二人の関係性を描いた作品となっており、主に二人の内面や心情などを描写する要素がかなり大きな作品となっております。

少なくとも今回発売された第1巻の段階で二人の関係が大きく進展する…といったことはあまりございませんが、着実に関係性を積み上げていく百合作品が好きな方であればとても読んでいて楽しめる作品と言えるでしょう。

パデラポッロのりお先生『ご主人様には吸わせません！』第1巻は竹書房より6月8日発売予定。更に同日に最新刊が発売される「姫のためなら死ねる」の刊行を記念して、6月15日より各種電子書籍ストアにて主従百合をテーマにした百合フェアも開催！「姫のためなら死ねる」をはじめ、身分差のある百合作品がセールとなりますので、こちらも是非チェックしてみて下さい。

また、今回レビュー記事公開を記念して「ご主人様には吸わせません！」の特典情報や第1話を丸々本ページのこの後に掲載しておりますので、こちらも是非合わせてご覧ください。それではここまでお付き合い頂き誠にありがとうございました！

製品情報

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【タイトル】ご主人様には吸わせません！
【著者】パデラポッロのりお
【発売日】2023年06月15日
【定価】803円 (税込)

【あらすじ】
住み込みの働き口を探していたマチルダがたどり着いたのは“お化け屋敷”と呼ばれる大きなお屋敷。当主のオーガストは物腰柔らかく美しい女性で、マチルダは彼女に惹かれメイドとして働くことを決める。
しかしその日の夜、マチルダが出会ったご主人様は様子が違って――！？
女吸血鬼×メイド少女のゴシックガールズラブ、第1巻！！