やっぱり“かわちぃ”ギャルがみんな好き!
“ギャル×百合”アンソロジー第2弾!
優しい?尊い?かわちぃギャルとの恋を多数収録した「あーしとわたし。ギャル×百合アンソロジー」第2弾をレビュー!
「あーしとわたし。2 ギャル×百合アンソロジー」の概要
「あーしとわたし。2 ギャル×百合アンソロジー」とは、KADOKAWAより2024年3月25日に刊行された百合アンソロジー。本タイトルは2023年に第1弾が発売され人気を博した百合アンソロジーで、今回記念すべき第2弾となっております。
タイトル名からも分かる通り、本アンソロジーにはギャルと非ギャルとのカップリングを題材にした百合漫画のみが収録されており、第2弾では第1弾よりもセクシャル度がちょっぴり増えた内容となっております。
参加作家様は今回も豪華な執筆陣となっており、カバーイラストでは千種みのり先生、漫画ではきぃやん先生、BirdHatter先生、桜木蓮先生、かいばしら先生、柚木ガオ先生、スズオ先生、ねる先生、みかん氏先生の計9名で百合好きの方なら聞いたことのある著名な作家様が多数参加しており、また漫画作品数に関しましては第1弾よりも更に増えた形となっております。
今回収録されている百合漫画は先ほども申し上げた通りセクシャル度がちょっぴり増えた作品が多いことから、第1弾よりもより濃密な絡みが多い作品が中心となっており、第1弾とはまた違った読み味が楽しめるクオリティの高い百合アンソロジーとなっております。ここから先は収録されている各百合漫画の内容を簡単にご紹介させて頂ければと思います。
「あーしとわたし。2 ギャル×百合アンソロジー」の収録作品紹介
きぃやん先生(ダチ越え?ピ越えだし)
きぃやん先生の「ダチ越え?ピ越えだし」では幼馴染であり先輩後輩でもあり恋人同士でもあるゆきとはなの恋を描いた物語。最近先輩と付き合い始めたゆきだったが、肝心の先輩はと言うと学校では他の人と一緒にいてばかりだった。そんなある日、ゆきは放課後に一緒に帰る際に「今日は自分しか家にいない」と言い先輩を自分の家へと誘うが……。
本作は「あーしとわたし。ギャル×百合アンソロジー」第1弾できぃやん先生が執筆された百合漫画の続編となっており、前回は付き合うまでの話でしたが今回では付き合った後のお話が描かれております。綺麗な絵と二人の初々しい恋模様が入念に描かれた作品となっており、前回のお話を読まれていない方でも楽しめるお話となっております。
BirdHatter先生(良い子悪い子)
BirdHatter先生の「良い子悪い子」では主席の優等生・コハルと不良な女の子・フユキの卒業式の日を描いたお話。卒業式が始まろうとしている最中、屋上でたむろするコハルとフユキ。良い子でいるのに疲れたというコハルは、小さい頃からの友達であるフユキと他愛のない会話をしていた。
そんな最中、「本音の話をしていい?」と振られたフユキは最初はへらへらしていたが、コハルからの一言により急展開を迎えることに……。
桜木蓮先生(あたしの好きな香り)
桜木蓮先生の「あたしの好きな香り」では香水やコスメが大好きなギャル・真彩とそのクラスメイト・佐々木との日常を描いた物語。香水やお化粧品などとにかくいい香りがするものが好きな真彩は、クラスメイトの真面目そうな女の子・佐々木の匂いがとにかく気になっていた。
ある日、佐々木に何の香水を使っているのか問い詰める真彩だったが、普段絡みがあまりないのもあり彼女を驚かせてしまうのだったが……。
かいばしら先生(合コン行ったらゲットされた話。)
かいばしら先生の「合コン行ったらゲットされた話。」では合コンで出会った二人の女性の恋模様を描いた物語。待ちに待った合コンで年下イケメン高身長を絶対ゲットすると意気込む・マキ。しかし向かった合コン先にはメイと名乗る爆美ギャルの姿。
完全にメイに場の空気を取られてしまったマキ。恋人をゲットするのを諦め合コンの盛り上げ役として終始したところ、後日メイから連絡がきて……。
柚木ガオ先生(語る指先)
柚木ガオ先生の「語る指先」では真面目な委員長と何故か絡んでくるギャル・小嶋との関係を描いたお話。圧倒的な陽のオーラを纏う小嶋に対して何となく苦手意識を持っている委員長だったが、距離を取っていたはずなのに何故か絡まれる機会が増えることに。
放課後、日直の日誌を書いているといつもの様に絡んでくる小嶋。彼女のことをスルーしつつも日誌を書く委員長だったが、小嶋から手荒れを指摘されハンドクリームを塗ってもらうことになるが……。
スズオ先生(針と深爪)
スズオ先生の「針と深爪」は付き合っている女子高生二人の恋模様を描いたお話。ある日、彼女の樹里が耳にピアスを開けたことを知ったマリは自分もピアスを開けたいということになり、へそにピアスを開けることに。
後日、彼女の家でへそピで開けることになったマリはお揃いのピアスを開けることに喜びを感じつつも、付き合って三ヶ月、恋人らしいことをしてないことに寂しさを覚えていた……。
ねる先生(抜間茶目は駄目すぎる)
ねる先生の「抜間茶目は駄目すぎる」はおバカで幼い感じの残るギャル・茶目と真面目な女の子・律との日常を描いたお話。テストがやばいというので勉強を見てあげてる律だったが、当の茶目はと言うとお菓子を食べながら適当に聞き流す始末だった。
おバカすぎる茶目に呆れた律は、問題が解けなかったら絶交するとまで言ってしまい教室を後にするが……。
みかん氏先生(逃げた先にあるものは)
みかん氏先生の「逃げた先にあるものは」は二人の女子高生の逃亡を描いた物語。ある日、幼馴染のりえに呼ばれ会いに行ったところ、りえから大量のお金を拾ったので一緒に逃げようと相談される。
変な事件とかに巻き込まれることを恐れたるーはそそくさと立ち去ろうとするが、りえからの強いお願いもあり一日だけ彼女の旅行に付き合ってあげることにするが……。
「あーしとわたし。2 ギャル×百合アンソロジー」総括
以上8タイトルが本アンソロジーに収録されている百合漫画となっております。どの作品も一筋縄ではない様々な物語のギャル百合が描かれており、濃厚な絡みも合わさってかなり読み応えのある百合アンソロジーとなっております。
百合好きであることは勿論の事、ギャル・学生・真逆なキャラ同士の組み合わせ・一線を越えた関係性などが好きな方には特に刺さる百合アンソロジーに仕上がっておりますので、是非第1弾と合わせてチェックしてみて下さい。それではここまでお付き合い頂き誠にありがとうございました。
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あーしとわたし。2 ギャル×百合アンソロジー |
第1弾のレビューはこちら!
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