おねロリとは、百合ジャンルの内の一つである。
目次 ・概要 ・歴史 ・関連作品 ・関連リンク ・関連項目 |
おねロリ(おねろり)
概要
その言葉の通り、年上のお姉さんと年下の少女(ロリ)の組合せを指す百合ジャンルである。年齢に差がある特性上、歳の差百合と意味合いが近いが、こちらは一般的に年下側が高校生未満の少女である場合によく使われる。また高校生×中学生などあまり年齢が離れていない場合は、基本的に使われていない。
全年齢からアダルト系まで幅広い百合作品によく用いられる。アダルト系では経験の豊富なお姉さん側がリードする展開が多いが、全年齢向けの場合ロリ側がリードする作品も多い(星川銀座四丁目、柚子森さん等)。
美人のお姉さんと可愛らしい幼女という組み合わせは、非常に癒し要素の強い組み合わせとなるのだが、シリアス路線となると同性愛+年齢差という二重苦により割と面倒事が多かったりする。
歴史
歴史その物は非常に長く、百合黎明期の頃から短編集の設定として採用されたりなど少なからず供給があった。ただ当時は学生×学生が百合の大半を占めており、全体で見るとおねロリ物は極僅かだった(とは言えこれはおねロリに限らず社会人百合などでも言える)
2009年には、百合アンソロジーつぼみにて「星川銀座四丁目」が発表。少女セクトの作者である玄鉄絢が執筆されてるという事で、もともと注目度の高かった本作は、多くの百合好きから絶賛され、同アンソロにおける代表作となった。
その後もおねロリを題材にした百合漫画は少しずつ増えていき、確固たる地位を築き上げてきた。そして2016年、江島絵理による「柚子森さん」がやわらかスピリッツで連載がスタート。同作はSNS等を中心に爆発的にヒット、やわらかスピリッツのユーザー数が1.5倍になるという偉業を成し遂げた。これにより、おねロリに対する熱が一気に加速、その後も様々なおねロリ作品が発表され、今では社会人百合に並ぶ人気の百合ジャンルとなった。
2017年6月現在では、江島絵理の「柚子森さん」、中村カンコの「うちのメイドがウザすぎる!」、伊藤ハチの「ご主人様と獣耳の少女メル」、柚木涼太の「お姉さんは女子小学生に興味があります。」などなどおねロリを題材にした百合漫画が増え、日に日に需要と供給が増してきている。
そして2017年9月には遂に念願のおねロリアンソロジー「パルフェ」が、コミック百合姫で有名な一迅社から発売されることとなった。(関連記事)
今社会人百合と並んでもっとも伸び代のある百合ジャンルといえるだろう。
関連作品
関連リンク
・柚子森さん – やわらかスピリッツ
・星川銀座四丁目 – KADOKAWA
関連項目
・伊藤ハチ
・星川銀座四丁目(作品)
・柚子森さん
・お姉さんは女子小学生に興味があります。
・ご主人様と獣耳の少女メル
記事公開日・・・2017年6月15日
最新更新日・・・2017年8月23日
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