伊藤ハチ（いとうはち）とは、日本で活動されている女性の漫画家である。
伊藤ハチ（いとうはち）
伊藤ハチ「概要」
漫画家になる前は、芸術大学で日本画を専攻、その後アニメ制作会社の就職するという経歴を持っている。
同人暦は非常に長く、2007年から数多くの合同誌に参加していた。当時は百合関連ではなく主に任天堂の大乱闘スマッシュブラザーズシリーズやムーミンの二次創作を執筆していたが、ある日アンパンマンのメロンパンナとロールパンナの姉妹愛を見て百合へ目覚め、以降オリジナルの百合作品を発表するようになった。
【オリジナル】百合夫婦まんが【前編】 by 伊藤ハチ on pixiv
2012年から商業でいくつか作品を発表していたが、2013年12月3日Pixiv上にて「【オリジナル】百合夫婦まんが【前編】」を公開。その内容の素晴らしさから一躍注目を浴びることとなり、これを期に様々な商業誌で活躍することとなる。
2014年3月29日「ピュア百合アンソロジー ひらり、」に参加。読み切りや漫画版の百合霊さんなどを執筆した。
また2014年7月5日からKADOKAWAのコミックフラッパーで「小百合さんの妹は天使」の連載がスタート。2015年1月23日には記念すべき第1巻が発売される。
そして2015年7月18日からコミック百合姫にて「月が綺麗ですね」の連載がスタート。同作は3巻の特装版発売に合わせてドラマCD化することが発表された。
2016年6月13日、WEBコミックアットビタミンにて「ご主人様と獣耳の少女メル」の連載がスタート。2017年1月27日には第1巻が発売され、「第3回次にくる漫画」大賞のWEB漫画部門にノミネートされた。
2016年11月26日、KADOKAWAの百合アンソロジー「エクレア あなたに響く百合アンソロジー」にも参加。以後同シリーズに継続して参加している。
現在はアットビタミンの「ご主人様と獣耳の少女メル」とコミック百合姫の「月が綺麗ですね」を連載中。
また2017年に東京と大阪で行われた百合展2017にも参加。「ご主人様と獣耳の少女メル(KADOKAWA)」と「月が綺麗ですね(一迅社)」の両作品の展示が行われた。同イベントにおいて出版社の異なる複数の作品を展示されたのは、伊藤ハチ先生一人のみである。
現在は商業と同人の両方に精力的に活動されている。同人イベントの場合、殆どが創作百合での出展で同ジャンルの中でも特に人気が高く、同人誌が即完売することが多い。伊藤ハチ先生のサークル目当てで参加される場合は注意が必要である。
作風
伊藤ハチ先生はおねロリとケモ耳に特化した作風が特徴である。特に人外要素を好む傾向が強く、氏が発表された作品には何かしらの人外要素が組み込まれていることが多い。
ストーリーも一般的な学生物ではなく、おねロリ、姉妹、主従関係、百合夫婦など独特な関係を題材にした百合漫画が多い。これについては過去ティアズマガジンのインタビューでも質問されており「人と人とが繋がりを持つのは、とても不思議なことだと思います。特に夫婦は、『他人同士が契約で家族になる』という独特な面白さがあって、描いていて楽しいです』と伊藤ハチ自身がそう答えている。
また、元アニメーターということもあって画力の高さは百合作家の中でも随一である。
人物
百合漫画家の中でも非常に人気の高い作家ではあると同時に非常に謎の多い作家でもある。
百合漫画家同士の繋がりが多い百合界隈では珍しく他の作家との交流があまり見られなかったりする。サイン会なども出版社からお声がかかる事が多いが、全て断っているとの事。
その他にも漫画からは想像のできないギャップの激しいアイコン等、色々謎が尽きない漫画家である。ちなみに伊藤ハチ先生のアイコンの生き物は田所さんという名前で東京在住、身長2m10cmのうさぎであるとご本人が明かしている(該当ツイート)。
極稀にだがTwitterで自身の嗜好について熱く語ることがある。その内容からかツイートするタイミングが殆ど深夜帯で、朝には消されてしまう事が大半である。運よく伊藤ハチ先生のツイートを見れた人はラッキーだろう。
関連作品
関連項目
関連リンク
記事公開日・・・2017年7月20日
最新更新日・・・2017年9月8日
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