大変長らくお待たせいたしました。当サイトで実施した百合漫画大賞2020の50位から31位までの順位を発表したいと思います。
百合漫画大賞2020についてご存じではない方は下記の特設ページからイベント概要をご覧ください。
投票ルール
対象となった百合漫画は2019年1月1日から2019年12月31日の間に日本国内で発売された百合漫画であり、尚且つ最大巻数が3巻以内の作品となります。また、2019年に第1巻が発売され、年内に巻数が4巻以上になってしまった作品の場合は投票を可能とします(例.もういっぽん!)
その他にも下記に該当する作品への投票は不可となります。
・日本国内で発売されていない海外タイトル
・読み切り作品(短編集などに収録されている場合、短編集のタイトルでご投票下さい)
・自主制作作品など同人作品(ただし企業によって商業流通がされている作品は可能)
・過去発売されていた作品の新装版及び完全版
・多数の作家が参加しているアンソロジーや雑誌類(パルフェ・エクレアなどは不可)
・過去の百合漫画大賞で一位にランクインした作品
これら上記の項目に一つでも該当する百合漫画は投票対象外となります。
それで百合漫画大賞2020で51位までランクインした作品を発表したいと思います。
百合漫画大賞2020 結果発表(50~31位)
50位(22票)
『コメント』 (ふりだしにおちる!) 序盤は女子高生の些細な日常を描いたありふれた作品に思えるかもしれないが、その丁寧な描写と漫画特有のページを捲ることに裏打ちされた伏線の回収と驚きは百合として、さらに漫画としても完成された素晴らしい作品であることを物語る。わずか2巻で終わってしまったことが残念でならない、ぜひ続きを読みたい漫画である。 |
47位(23票)
『コメント』
(社畜さんと家出少女) 対照的な年の差同居コメディ…と思いきや、「家出」の通りふたりには重たい背景が。しかし、描かれるのはあくまでいつ壊れるかわからない、脆い日常の方です。だからこそ、その日常は切実で美しく輝いています。
(海猫荘days) コダマナオコ作品にしてはほのぼのしてるけど、キャラごとに色々抱えてるのをどういう展開にしていくか楽しみ
(彼女のイデア) 自分に自信を持てない高校生が、推しの同年代女優「澄花」の理想とはかけ離れた素顔を知ることから始まる物語。主人公が強いコンプレックスと「澄花」ファンとしての想いを持つため、澄花との関係性は一筋縄ではいかない。澄花は顔が良すぎる。
40位(24票)
『コメント』
(理想と恋) 「社会人百合は好きだけど、似たような風味で飽食気味」という人に、パクチーをかけた魚フライみたいな新しい感覚をもたらしてくれる作品。登場人物たちはみんなちょっと変わった仕事や生き方を選んでいて、「こういう展開で恋人になるのか~」と感心すること多々。短編集がゆえの物足りなさはあるが、どれもハッピーエンドなので読後感は良い。
(繭、纏う) とても耽美な学園百合。1コマ1コマがとても美しく、少女たちの「髪」と「制服」に纏わる学園の謎のようなほの暗い一面も見られ、先が非常に気になる作品。
(おとなになっても) おとなの百合もの決定版の予感。タイプの違う二人が惹かれあうも、簡単に恋に走れない事情がリアルで切ない。圧倒的な画力とストーリーテリングとキャラの魅力で、冒頭から一気に物語に引き込まれる。
(月とすっぴん) みかん食べながら読みたい百合漫画2020。去年の年越しを共にした作品で、ほっこりする作中の二人のやりとりにとても癒されます。
(先パイがお呼びです!) 生徒会長と後輩のものすごくソフトな主従関係が見所だと思います。犬笛で呼びつけるけどお互いに悪意や不埒な気持ちがないっていうのが非常に見やすかったです(あっても全然見ますが)。犬笛で呼ばれる方のマヨちゃんがどんどん会長のことを好きになっていってるような様に掲載されてたキャラットを毎号読んでて超キュンキュンしてました!この二人、関係性が強いです!
(魔法少女にあこがれて) 魔法少女に憧れる普通の少女だったのに、騙されて魔法少女と戦う敵の幹部にされちゃった!みたいな、基本的にドタバタ系のお話。他者を虐め抜く天性の才能であったり、それによって彼女に関わる周囲の人間が少しずつ何かに“目覚め”てしまったりなど、インモラルな魅力が盛りだくさん。キャラクターの描写がひとつひとつ魅力的なのも、非常に素晴らしいです。
(三日月のカルテ) 細く綺麗は絵柄と切なくも甘酸っぱい研修医と患者の恋模様がとてもいとおしい…。心苦しい展開もありますが、最後にはつい涙を流してしまう…そんな素晴らしい作品です。
39位(25票)
『コメント』 (憎らしいほど愛してる) 上司との不倫というよくある設定でも、同性同士となると更に先がない思いがつき纏うが、その葛藤をストーリー上で相互の視点から見つめる手法と心理表現が上手いと感じた。 |
38位(27票)
『コメント』 (大室家) 日常に疲れた時に読むとクスッとできて、肩肘張らずに気持ちをリラックス出来るのがお気に入りの理由です。 |
37位(29票)
『コメント』 (いとしこいし) こんなにホンワカでいいのかい(たまに小さな波乱もありましたが)と言いたくなるくらいほんわかな年の差百合、社会人×学生カプ百合作品でした。 |
36位(32票)
『コメント』 (清楚なフリをしてますが) 超美少女なのに女の子に対して煩悩全開でどんどん新しい扉を開いていく過程が丁寧に描かれている |
34位(33票)
『コメント』
(草薙先生は試されている。) ただただ甘いだけではなく甘酸っぱさとほろ苦さなどなどいろんな面を見せてくれたのがとても楽しかったです。
(私の拳をうけとめて!) シュールなギャグの合間に挟み込まれた元ヤンカップルのイチャイチャがとても微笑ましい。なにかと戦いに持ち込もうとして泥臭い展開になるのも「女の子だからおしとやかなことが好きなはず!」みたいなクソ偏見をふっとばしてくれて最高。
33位(36票)
31位(39票)
『コメント』
(ハロー、メランコリック!) 冴えない女子が陽気な先輩と吹奏楽を通じて仲を深めていく話。第一にこの冴えない女子、浅野湊が個人的に大好きなキャラ見た目良し、引っ込み思案な性格良しで自分にドストライクでした。個性豊かな人物が多いので気になる人物にスポットを当てて読んでみるのも楽しいと思う。
(イブのおくすり) この作品のおかげで、おねロリという新たな性癖に目覚めました。展開としては性描写がメインの作品ではありますが、それに伴うストーリーも丁寧に描かれているため、決して「ただエロいだけ」の作品ではないところも非常に良いです。豊満な体の由仁先生と、まだロリ体型な生徒の衣舞ちゃん。この2人が体を重ね会うシーンは、それぞれが互いの良さを引き立て合っていて、これだけでも一見の価値があると思います。
総括
以上、百合漫画大賞2020の50位から31位となります。この順位となると名が知れたタイトルも多数ランクインしており、かなり波乱のある結果と言えるでしょう。
次回は30位から11位までの順位を発表致します。果たしてどのタイトルがランクインしているのか、是非予想してみて下さい!それでは発表までもうしばらくお待ちくださいませ。
関連リンク
▶ 百合漫画大賞2020 結果発表(10~1位)
▶ 百合漫画大賞2020 結果発表(30~11位)
▶ 百合漫画大賞2020 結果発表(~51位)